簡単解説:カトリックとプロテスタントとの違い。牧師と神父はどう違う?

地理・歴史系
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はじめに

キリスト教にはカトリックとプロテスタントという大きなふたつの宗派があります。
そのふたつの違いについて、簡単に説明します。

カトリック

カトリックはローマ法王を頂点として、枢機卿、大司教などといった信者にランクがあるのが大きな特徴です。
中心となるのがバチカンのサン・ピエトロ寺院であり、この建物はイエスの弟子だった使徒ペテロの墓の上に建てられていると言われています。
カトリックの聖職者は神父と呼ばれます。
神父は男しかなれず、結婚も基本的にできません。
儀式を行うことができるのは聖職者のみです。
生まれてすぐ洗礼の儀式を行います。
十字架は基本的にイエスが磔になっているものが多いのが特徴です。
寺院などは、豪華、壮麗なものが多いです。

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プロテスタント

一方、プロテスタントは腐敗したカトリックを非難して誕生しました。
カトリック教会が資金不足に陥ったとき、「免罪符」というものを販売することで資金稼ぎをしたことなどを批判しました。
聖書の教えを第一とし、聖書に書かれていることがすべてと考えています。
そのため、解釈は人それぞれとなるため、多くの教派が存在します。
今も人間は神によって作られた存在で、猿から進化したものではないとか、星々は地球を中心に回っていると信じている教派もあります。
また、教派にもよりますが、聖書の教えが第一であるため、聖母マリアやイエスをカトリックほど崇拝していません。
プロテスタントには信者のランクがありません。
聖職者は牧師と呼ばれ、聖職者というより、教職者と呼ばれることが多いです。
牧師は、神に仕える公務員のようなもので、礼拝の準備など神様に対する雑用をこなす役割であって、一般信者より偉いという位置付けではありません。
よって、結婚もできるし、女性でもなれます。
洗礼は個人の意志によって行うべきという考え方で、生まれてすぐ行いません。
十字架はシンプルなものが多く、寺院は簡素なものが多いです。
賛美歌を重視します。

どちらが厳しい?

これだけを見ていると、カトリックは伝統的かつ厳格なイメージを持ってしまいますが、ある意味、神へのことは専門家に任せておけば良いとも言えます。
ゆえに、ひとりひとりはプロテスタントの方が高い倫理性を求められます。
「プロテスタンティズムと資本主義の精神」という有名な書物がありますが、内容は「結果的に世のため人のためになるなら、経済活動を行い、金儲けをしても良い。そのかわり社会に還元せよ」という内容です。
これを「功利主義」と言いますが、キリストの基本的な教えに「貧しき者には施しを行え」という精神があるため、当初は批判がありました。

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東方正教会について

なお、東方正教会という教派もありますが、これはローマ帝国が東と西に分かれたあと、東ローマの方で発展した教派です。
西ローマ帝国がゲルマン人の大移動で滅び、フランク王国などが成立することになりますが、彼らにキリスト教の教えを伝えるため、西側にいたキリスト教徒たちが禁止していた偶像崇拝を認めたことに反発、古くからの教えを守るということで分裂してできました。
偶像崇拝は認めていませんが、イコンと呼ばれる聖画は存在しています。
後に偶像崇拝に徹底的に反対するイスラム勢力の進出により、それさえ破壊されることもあったようですが。

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