キレンジャーには2代目がいて、わずか数話で戦死している。

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石ノ森章太郎(当時は石森)原作の特撮番組「秘密戦隊ゴレンジャー」。
戦隊ヒーローの元祖と呼ばれる作品で、歌舞伎の「白波五人男」がモチーフだとされています。

ゴレンジャーのメンバーのひとり、キレンジャーといえば、カレー好きのムードメーカーとして知られていますが、実はこのキレンジャーには2代目が存在していて、作中戦死しています。

初代がカレー好きなのに対して、2代目は甘いもの好きという設定でした。

初代が栄転するという設定で、2代目として抜擢されますが、わずかな話数で戦死し、初代が復帰する形となっています。

これは初代を演じていた俳優に映画界からオファーがあり、一時的にそちらの仕事に流れたためによる代打出演だったからです。
当時はまだ特撮ヒーローなどは子供向け作品という扱いで、他の仕事が入った際には降板することが普通だったようです。

初代キレンジャーを演じていたのは畠山麦という人ですが、当時、石ノ森章太郎のアシスタントを務めていた漫画家すがやみつる(ゲームセンターあらしの作者)の友人でした。

ゴレンジャーを特撮化する打ち合わせが石ノ森プロで行われていた際に、畠山麦がすがやみつるの元をたまたま訪れたことがきっかけで、キレンジャーに採用されたそうです。

しかし、この畠山麦は、後に34歳の若さで謎の自殺を遂げています。
詳細は不明ですが、当時出演していたドラマ「特捜最前線」でNGを連発し、演技に悩んでいたという説が有力です。

ちなみに戦隊シリーズでは、後に超電子バイオマンでイエローフォーを演じた女優が、急遽降板、失踪という出来事があり、作中で戦死したという形で片付けられた例もあります。

なお、仮面ライダー(初代)では途中、主人公がヨーロッパに飛び立ったという形でしばらくいなくなります。
2号ライダーが登場して数話を担うことになりますが、これは主演の藤岡弘がバイク事故で骨折したことによる非常の措置で、キレンジャーの場合とは意味が違います。

しかし、2号ライダーはかなりの人気だったそうで、その後も存在を消されることなく、1号ライダーとともに戦うなど活躍することになります。


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