お祝いの記帳と皇居への勤労奉仕について

地理・歴史系
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即位礼正殿の儀が行われ、新たな天皇の即位が内外に発表されたわけですが、それを祝い、各地で記念の記帳を行う場所が設置されています。
記帳すると何かがあるのか、調べてみました。

記帳

記帳とは読んで字のごとく、名前を記すことです。
京都御所や各地の官庁、大きな神社仏閣などで記帳所が設置されています。
天皇即位を自分も国民のひとりとしてお祝いしますという意思を伝えたいという願いから行われているものです。
お祝いだけでなく、天皇が病気になった際に回復を願って行われる場合もあります。
いずれにせよ、記帳された紙は宮内庁に送られます。
天皇の目に触れているかは定かではありませんが、なんらかの祈祷はされていると思われます。
なお、伊勢神宮で記帳をすると、記念の勾玉がもらえるとか、皇居の記帳所で行うと、記念のパンフレットがもらえるという情報がありました。
また、京都御所や、一部の寺社では、お祝いの記帳の際、普段入れない場所が公開されるということもあるそうです。

勤労奉仕

皇居の一部を清掃する勤労奉仕があります。
主に除草や落ち葉拾いが行われます。
戦後すぐ、荒れ果てている皇居を見かねた有志が始めたのが最初とされています。
以後、ずっと続くボランティアとなっているようですが、あまりに人気なので、現在は宮内庁が募集する形でまとめ、抽選になることもあるそうです。
参加条件としては、15人から60人の団体であること、年齢が15歳から75歳であること、作業ができるほど健康であること、平日4日間とも参加できることがあるようです。
作業スペースとして、普段開放されていない場所に入ることができるようで、記念撮影などもあるそうです。
何より素晴らしいのは、天皇に公務がないときは、最後に両陛下から会釈がもらえ、直にお言葉をいただける場合があるそうで、その際には感極まって泣く人もいるとか。
また皇室からのお礼の品として、以前は菊の紋章が入った恩賜のタバコがもらえたそうですが、社会情勢の変化か、現在は和三盆を使った紅白の砂糖と、皇族方の写真集がもらえるとのことです。

どちらも滅多にできない体験だと思いますので、興味のある方は参加されてはいかがでしょうか。

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