競馬における格言あれこれ(馬券お役立ち編)

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競馬の世界では昔から馬券を買う際の格言というものがあります。

実際の馬券術に役立ちそうなものを集めてみました。

東京2000は外枠不利

天皇賞・秋が行われる舞台でもある東京2000m。

このコースはスタートしてすぐにカーブがあるため、先行したい馬はスタートをうまく決めないと、良いポジションを取るために脚を使うことになり、最後の直線まで力を残せません。

内枠ならスタートさえ普通に出れば、ポジションが取りやすいのですが、外枠だと切れ込まないといけません。

皇帝と呼ばれたシンボリルドルフも大外枠を引いた結果、伏兵ギャロップダイナに敗れています。

武豊騎手が乗ったメジロマックイーンは圧勝しましたが、スタート直後に先行ポジションを取りに行く際、斜行したとされ、失格になっています。

なお、中山マイルもコース形態から外枠不利と言われています。

夏は牝馬、格より調子

夏は牝馬が好走するという説があります。

根拠ははっきりしませんが、馬は牝の方が暑さに強いとか、人間と同様、牝馬の方が早熟傾向があるので、3歳馬なら、この時期牝馬の方が力があるという説が有力です。

また、一昔前は、牝馬にはオークス以降、牝馬限定のG1がなかったため、夏にたくさん出走して活躍していたなどの説もあります。

格より調子という説については、牝馬にはいわゆるフケと呼ばれる発情期があるので体調管理が難しいところがあるのですが、調子のいい馬はフケによる影響が収まっているから成績が安定するとの説があります。

長距離は騎手の腕

短距離は勢いで下手な騎手でも勝つことがありますが、長距離となると馬をうまくなだめて暴走させないことや、仕掛けのタイミングが難しいなど、特に騎手の腕が問われます。

3200mで行われる天皇賞・春に勝利の多い武豊騎手は言うまでもなく、名手と呼ばれた岡部幸雄元騎手は長距離のダイヤモンドSとステイヤーズSを各7勝していたりします。

同厩舎の2頭立ては人気薄に注意

同じレースに同じ厩舎の馬が2頭出てきたら、人気薄の方に気をつけようという格言です。

馬の力をよくわかっている調教師がわざわざ2頭出して来るということは、2頭にそんなに力差はないと考えているのではないかということです。

ただし、日本では表立っては禁止されていますが、人気薄の馬で他の有力馬をマークするなどして潰すというサポート的な使われ方をされている場合もあります。

見極めが必要です。

2強対決は2強で決まらない。

マスコミがG1レースになると、2強対決などと煽ることがありますが、意外と2強ですんなり決まることは少ないです。

理由ははっきりとしませんが、相手を意識しすぎるからとの説があります。

ただし、3強対決だと、3強のうち2頭で決まることが多いと言われています。

銭形模様が見える馬は好調

パドックで馬を見ていると、人間でいう腰から太腿に当たる部分に50円玉のような模様が見えることがあります。

これは銭形模様といい、この模様が見える馬は余分な脂肪が取れていて、筋繊維が透けて見えているわけです。

つまり、ちょうどいい体重をキープしているわけですね。

混戦ダービーに波乱なし

本命馬がおらず、人気が割れるダービーほど、波乱がなく堅く決まるという格言。

本命馬がいるということは、その馬が負ければ波乱の配当になるわけで、それの裏返しかと思われます。

ダンチヒ系の◯✖️◯

「サラブレ」誌の「金満血統王国」というコーナーで長年唱えられている説。

ダンチヒ系の馬は休み明けによく走りますが、2走目になると凡走し、3走目でまた走るという傾向があります。

反対に休み明けで凡走すると、2走目で激走し、3走目でまた凡走するというパターンもあります。

これも見極めが必要です。

湿ったダートはミスプロ系

ミスタープロスペクター系の馬は米国由来の血統です。

アメリカのダートは土に近いですが、日本のダートは砂であるため、乾いたダートより、湿ったダートの方がよく走ります。

もっとも、ミスプロ系の馬はキングカメハメハ産駒を初め、日本でもかなり多くなったので、取捨が難しくなっていますが。

ただ、芝で頭打ちになったミスプロ系の馬がダートに初挑戦する場合、案外、穴をあけることが多いです。

ロードカナロア産駒は牝系に注目

最強牝馬アーモンドアイを出すなど、活躍中の種牡馬ロードカナロア。

自身は短距離で実績を残した馬でしたが、種牡馬としては牝系の良いところを引き出す傾向があるようです。

例えば2000m前後で力を発揮しているアーモンドアイの母はフサイチパンドラといい、中距離で活躍した馬ですが、見事に牝系の良さを引き出していると言えます。

これはロードカナロアだけでなく、父のキングカメハメハもそうで、キングマンボ系の特徴とも言えます。

サンデー系でも、ディープインパクト産駒にはその傾向はあります。

特に母型の血がアメリカの短距離系だと、春のクラシックまでに活躍する傾向があるようです。

高速馬場にサドラーズウェルズの血は対応できない

欧州の大種牡馬サドラーズウェルズ。

スタミナとパワーと底力を持ち合わせた一流の種牡馬です。

この血を引く馬が毎年のように凱旋門賞を勝利しています。

しかし、欧州のように芝が長く、路盤の柔らかい馬場には適していますが、路盤が硬く早い時計の出る日本の馬場では対応できません。

欧州の馬場は田んぼに例えられ、日本の馬場はコンクリートに例えられます。

適性がまるで違うわけですね。

ただ、道悪や長距離のレースだと底力を見せることがあります。

クロフネ産駒は2000mまで。一流馬は牝馬

2歳の時期からよく走るクロフネ産駒。

芝もダートにも強いですが、距離に壁があるようで、2000m以上の重賞に勝ち星がありません。

またアエロリット、カレンチャン、ホエールキャプチャなど、一流馬は牝馬ばかりです。

牡馬は早熟傾向があって、早い時期に成長が止まる馬が多いようです。

有馬記念は世相を反映する

これはオカルトの類ですが、一年を締めくくるレースである有馬記念は、その年の世相を反映すると言われます。

有名なところでは、アメリカで911テロが起こった年、1着はマンハッタンカフェ、2着はアメリカンボスで決まりました。

最後はオカルトまで出て、少し怪しくなってしまいましたが、昔からの言い伝えなので、あながち無視できるものではありません。

その他、随時追加する予定です。

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