食べ物に関する雑学 ぼたもちとおはぎの違いは?

生活・自然科学系
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ぼたもちとおはぎの違いは?

もち米を丸め固めて、あんこで包んだ、「ぼたもち」または「おはぎ」。
似ている和菓子ですが、似ているどころか、実は同じものです。

どちらも彼岸の時期にお供え物として作られることが多いものですが、春の彼岸の時期には牡丹の花が、秋の彼岸の時期には萩の花が咲くことから、時期によって呼び名がちがうだけなのです。
ズワイガニが地域によって、「松葉ガニ」や「間人ガニ」と呼ばれるのと同じです。

江戸時代後期くらいからお彼岸のお供え物にされるようになりました。
小豆に魔除け効果があるとか、当時高価だった小豆をご先祖様に供えることで功徳を積むという意味合いが始まりです。

ちなみにお彼岸というのは、春分の日と秋分の日を中日とする3日間ほどを指します。
昼と夜の長さが一緒で太陽が真東から真西へ沈む日です。
西方に浄土があると言われたことから、この世(此岸)とあの世(彼岸)がもっとも近くなる日と仏教では考えられました。

そのため、極楽に行くために良いことをする日とされたのですが、今ではそのうちのひとつだった先祖を供養することが主となっています。
祝日となるのは、宮中で先祖の霊を祀る日だった名残りです。

「助六」という寿司の名前由来

いなり寿司と巻き寿司がセットになった寿司を「助六」といいますが、これは歌舞伎の演目「助六」のヒロインが「あげまき」というのが由来です。

油”揚げ”を使ったいなり寿司と”巻き”寿司がセットになることで、あげまきの名にかけてあるのです。
歌舞伎見物の際に販売されたのがきっかけで、各地に広まったとか。

マクドナルドの公式キャラクター「ドナルド」の本名は?

マクドナルドの公式キャラクター、ドナルド。
ピエロのような外見が特徴的なキャラクターです。
しかし、ドナルドと呼ぶのは日本だけで、実はロナルドというのが本名です。

日本マクドナルドの創業者、藤田田氏が、「ロナルド・マクドナルド」では、日本人には発音しにくいと考えて、ドナルドとしました。
マクドナルドという名称も、マクドーナルのほうが本来の発音に近いそうです。

ポルトガル人のサッカー選手にクリスチャーノ・ロナウドという有名な選手がいますが、ロナルドと書かれる場合もあります。
ポルトガル語でLの音は、日本語では「ウ」の音に近いので、ロナウドのほうが原音に近いそうです。
シルバはシウバ、アルシンドも本来はアウシンドと書く方が原音に近いとか。

肉じゃが発祥の地は舞鶴

日本を代表する惣菜のひとつ「肉じゃが」。
歴史ある料理のように思われていますが、実は、そう古くからある料理ではありません。

発祥の地は海軍基地のあった京都府の舞鶴です。
そこに仕事でやって来た東郷平八郎が、イギリスで食べたビーフシチューをまた食べてみたいと言ったのがきっかけで、海軍の調理担当者たちが、日本にある材料や調味料だけで苦心して作ったのが、肉じゃがの原型であるそうです。
外国のものをアレンジして取り入れるのが上手な日本人らしいエピソードと言えますね。

インドにはカレーという名の料理はない。

日本人が野菜や肉の煮込み料理に味噌や醤油で味付けするように、インド人はスパイスで味付けをします。
それを米やナンやチャパティというようなものと一緒に食べます。

その料理をイギリス人が「カレー」と総称して、スパイスミックスした粉を缶詰にして輸出するようになりました。

イギリスを通じて日本にも伝わり、カレー粉を溶かしたものを米にかけて食べるようになり、やがてカレーライスとなりました。

カレーの語源は不明ですが、インド人にとってはスパイスを使って味付けをした野菜や肉料理というのが本来です。

旧日本軍が食事として採用してから日本中に広まったと言われています。
子供たちの大好物になったのは、バーモントカレーという甘口のカレーが発売され、西城秀樹がCMに起用されたからだと言われています。

ウインナーとソーセージの違いは何?

豚肉や牛肉を塩漬けにしてハーブなどと混ぜ合わせたものを腸詰めにし、燻製したものをソーセージと言います。

そのうちオーストリアのウィーン発祥のものをウインナーと言います。
つまり、ウインナーはソーセージの一種です。

なお、日本の規格では、詰める腸が羊か牛か豚か、あるいは太さによって、フランクフルトソーセージと呼んだり、ボロニアソーセージと呼んだりもします。

アイスクリームは4種類に分かれる

大人も子供も大好きなアイスクリーム。
このアイスクリームですが、中に入っている乳成分によって4種類に分けられます。

まず「氷菓」というものがあります。
これは乳固形分がまったく入っていないか、3%未満のものです。
ソーダ味やオレンジ味のアイスなどがこれに当たります。
かき氷の類もそうです。
「ガリガリ君」などが代表ですね。

続いて「ラクトアイス」というものがあります。
これは乳固形分3.0%以上10%未満のものを指します。
一般的に100円以内で売っているアイス、「スーパーカップ」や「爽」なんかがこれに当たります。
乳固形分以外に何が入っているのかが気になるところですが、植物性油などが含まれています。

乳固形分が10%以上、15%未満だと「アイスミルク」になります。
有名どころでは「ジャイアントコーン」や「雪見だいふく」がありますね。

最後に乳固形分が15%以上となると初めて「アイスクリーム」と呼ばれます。
有名どころでは「ハーゲンダッツ」がこれに当たります。

まあ、ラクトアイスでもそれなりに美味しいのですが、少しでも栄養がほしいなら、本当の意味のアイスクリームを食べるべきかもしれません。

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