地理に関する雑学あれこれ 南樺太はどこの領土?

地理・歴史系
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高知の地名変遷

土佐の国、現在の高知県高知市は、戦国時代、長曾我部氏が支配している時代は岡豊(おこう)と呼ばれていました。

関ヶ原の戦いのあと、山内氏が新たに入城してきたとき、これを河内(こうち)と変えました。

しかし、あるとき水害が起こり、漢字が悪いのではないかと考えられ、高知と変えられました。

南樺太はどこの国の領土?

かつて、日本の一部であった樺太(サハリン)。

北海道の北部にある島です。

この樺太について、世界地図などを見ると、なぜか南部はどこの領土でもなく、空白になっていることが多いです。

日露戦争に勝利したあと、ポーツマス条約が結ばれ、1905年から1945年まで北緯50度線を境界線に、北はロシア(のちにソ連)、南は日本の領土とされました。

第二次世界大戦にて、日本はポツダム宣言を受諾して負けを認め、その後、1951年にサンフランシスコ講和条約で南樺太の領有権を手放しました。

しかし、当時、東西冷戦構造による米ソの対立から、アメリカ主導のこの条約にソ連が調印しなかったので、公的にはソ連領になりませんでした。

そのため、どこの領土なのかはっきりしていないのです。

ただ、現在、ロシアが実効支配しているのは事実です。

樟葉の地名由来、糞袴が語源?

大阪府枚方市に樟葉(くずは)という地名があります。

現在は都市化の進んだ土地で、かつては継体天皇により樟葉宮が置かれた由緒ある地です。

しかし、地名の由来は、戦に負けて逃げた兵士たちが、自分たちの袴が糞だらけになっているのに気づいた場所ということから来ています。

「くそばかま」→「くそは」→「くずは」となったのです。

ちなみに、そこからそう遠くないところに祝園(ほうその)という地名があります。

おめでたい字が使われているものの、由来は葬る園です。

古代からこの地は戦が多かったのですね。

世界一イスラム教徒の多い国はどこか?

「世界一、イスラム教徒の人口が多い国はどこか?」
という問いを投げかけますと、ほとんどの人がサウジアラビアやエジプトあたりの国名を挙げますが、答えはインドネシアです。

総人口が二億五千万をこえるインドネシアは、九割近くがイスラム教徒です。

ということは、二億人以上のイスラム教徒がいることになります。

しかし、インドネシアでは信教の自由が認められていて、決してイスラム教が国教というわけではありません。

世界最大の半島はアラビア半島

世界最大の半島はアラビア半島です。

メルカトル図法で見るとスカンジナビア半島のほうが大きく見えますが、これは緯度が高いほど大きく表記される図法だからです。

ちなみに世界最大の島はグリーンランドですが、これもメルカトル図法のマジックで、オーストラリア大陸より大きく見えます。

ですが、当然、大陸であるオーストラリアのほうが面積は大きいです。

大陸と島の境目はどこかというと、オーストラリア大陸より面積が大きいか小さいかで決まります。

なお、日本で本州、四国、九州、北海道を除き、最大の島はどれかというと、択捉島です。

実は、沖縄本島や淡路島より大きいのです。

ニジェールとナイジェリアは国名の由来が同じ

アフリカ西部にニジェールとナイジェリアという国がありますが、いずれも国名の由来は、国内を流れるニジェール川から来ています。

ニジェール川という名称ですが、ニジェールという言葉自体、一部の部族が「大きな川」という意味でそう呼んでいたそうです。

このニジェールという言葉がラテン語で黒を意味する言葉(niger)につながり、フランス語などを経由して、後に黒人に対するスラング「ニガー」へとつながります。

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