シルベスタ・スタローンは端役でも演技を酷評された過去がある。

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シルベスタ・スタローンについて

「ロッキー」「ランボー」などのシリーズで有名な俳優シルベスタ・スタローン。
1946年7月6日ニューヨーク生まれ。
父親はシチリアにルーツのあるイタリア系アメリカ人です。
そのためか、映画「ロッキー」では主人公のあだ名が「イタリアの種馬」と呼ばれています。
出産時のトラブルで顔に麻痺と言語障害が残り、幼い頃はいじめられっ子だった過去もあります。
両親が離婚したこともあり、一時期は荒れた時期もありましたが、ボクシングに打ち込むことで、精神と肉体を鍛えました。
後には大学で演劇や脚本の書き方を学びました。
「ロッキー」のヒット後はスター街道を歩みます。
一時はコメディに挑戦するなど、演技に迷っていた時期もありますが、今も存在感を示しています。

下積み時代

デビュー直後は食うためにポルノ映画に出演をしていました。
ボディガードの仕事もしていたそうです。
この頃、ウッディ・アレンの「バナナ」という作品に端役で出演しています。
スタローンの役柄は、地下鉄に乗るアレン扮する主人公にからむチンピラ役で、わずかな出演時間です。
しかし、わずかな出演時間にも関わらず、大根役者の烙印をメディアから押されるなど散々な評価となりました。

その後「ロッキー」でスターに

1975年にモハメッド・アリの試合を観たことに刺激を受け、わずか3日で名作「ロッキー」のストーリーを書き上げ、映画会社に売り込みます。
しかし、脚本だけの買い取りを提案されるだけでした。
自分で主演したかったスタローンは、金をかき集めて自分で「ロッキー」を製作し、一躍スターとなります。
低予算で作られた映画でしたが、大ヒットとなります。
「ロッキー」はアカデミー賞で作品賞を受賞しました。
ノミネートはされたものの、脚本賞と主演男優賞は取れませんでした。
ちなみに筋骨隆々のスタローンには大柄なイメージがありますが、身長は175センチ前後と、日本人と比べてもそう大きい方ではありません。
また、「ロッキー」で、妻エイドリアンを演じたタリア・シャイアは、有名なコッポラ監督の妹です。
そのため、スタローンを「ゴッドファーザー」に出演させるようタリアが兄に進言したそうですが、結局、実現はしませんでした。

シュワちゃんと不仲説があった?

一時、同じく肉体美で売っていた俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーと不仲説がありました。
理由は、男だけのクラブをスタローンが作ろうとしましたが、シュワルツェネッガーが「時代遅れだ」と非難したからだとか。
シュワルツェネッガー主演の映画で、旧ソ連の軍人がアメリカにやってきて、ロッキーのポスターの前で腕の力こぶを出し、「勝った」と言うシーンがあります。
一方、ロッキーの続編で、旧ソ連から来たボクサーをボコボコにして倒すシーンがあります。
この俳優がシュワルツェネッガーに似ているから、意趣返しではないかと話題にもなりました。
しかし、後にシュワルツェネッガーがカリフォルニア州知事となり、不倫スキャンダルによって世を騒がせた際、友人としてマスコミにコメントを求められたスタローンは、「アーノルド? アーノルド・パーマーか?」と、とぼけた発言をしてかばうなど、友情関係を思わせるエピソードもあります。
おそらく、ライバル的存在として売り出されたことから膨らんだ噂話ではないでしょうか。
なお、ドナルド・トランプ氏やビル・クリントン氏とは古くからの友人であるそうです。

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余談・大根役者の由来

「大根役者」という言葉がありますが、この語源は大根という野菜がほとんど食あたりを起こさないことが語源と言われています。
つまり、「当たらない」→「売れない」と転化したわけですね。
また、一方で人気のない役者は被り物をして馬の脚などの役を演じることが多く、脚が大根に例えられたからという説もあります。

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