藤子不二雄先生の作品に関する細かい雑学 パーマンには5号がいる?

漫画・アニメ

パーマンには5号がいる。

藤子・F・不二雄先生の名作マンガ「パーマン」。
あまり知られていませんが、実は原作には「パー坊」という5号がいます。
赤ん坊です。
1号が偶然マスクを外したとき、顔を見られてしまったことがきっかけでパーマンになります。
原作でもあまり活躍シーンがなく、アニメでもカラー版には登場しません。

キテレツ大百科は元々JAの機関紙に連載されていた。

藤子・F・不二雄先生の漫画には珍しく、主人公がしっかり者の「キテレツ大百科」。
この漫画は小学館の学習雑誌ではなく、JA(当時は農協)の出版・文化事業を営む一般社団法人から発行されていた「こどもの光」という雑誌に連載されていた作品です(現在、その雑誌は「ちゃぐりん」という名前に変更されています)。
同誌は農協を通じてしか買えなかったので、農家の子供以外はあまり目にすることがありませんでした。
のちにリメイクされ、コロコロコミックやてんとう虫コミックスで読めるようになりました。
なお、相棒のロボット、コロ助はキテレツの先祖キテレツ斎が、幼くして亡くした息子を偲んで作ったからくり人形が元になっています。
コロ助がコロッケ好きという設定はアニメ化される際に、アニメの関係者が作者に提案したところ、いいアイデアだと容認されてできた設定だとか。


怪物くんの最終回はふたつある。

藤子不二雄A先生の名作漫画「怪物くん」。
一時期、嵐の大野くん主演の実写ドラマも話題となりました。
この漫画はふたつの雑誌に連載されていたこともあって、最終回がふたつあります。
いずれもヒロシと別れて、怪物ランドに帰る話ではありますが、ひとつはしきたりにより離れて暮らしていた母親と再会する感動話です。
もうひとつは怪物くんが帽子を取ったら、父である怪物大王と同じ触覚があったという話です。
つまり、かわいらしく見える怪物くんですが、実は彼も怪物だったと。
もしかしたら、素顔も……というわけですね。

風あざみは井上陽水の造語

井上陽水の名曲「少年時代」。
藤子不二雄A先生の漫画「少年時代」(原作は柏原兵三の「長い道」)が実写映画化されたとき、主題歌となった曲です。
100万枚以上の売上を誇る井上陽水最大のヒット曲でもあります。
この曲の冒頭に「夏が過ぎ、風あざみ」というフレーズがあります。
しかし、この「風あざみ」というのは井上陽水の造語で、何か意味があるわけではありません。
「鬼あざみ」という植物が存在するので、「風あざみ」もあるだろうと深く考えなかったとか。
二番の歌詞に登場する「宵かがり」も同様だとか。
歌詞の意味よりも音や感覚を重視した、天才独特の感性だと思われます。
ちなみに藤子不二雄A先生も歌詞を提供していますが、井上陽水は1フレーズも採用しなかったという話です。
後に裏話として伝わっているのは、元々、別で作っていた曲があり、それがなんとなく少年時代のイメージに合うなと思ったので、編曲者と一気に短時間で仕上げたとか。
そのため、歌詞の中には「少年時代」という単語が出てきません。
この名曲が短時間でできたというから、不思議な話です。


ラーメン大好き小池さん、本当は鈴木さん?

藤子不二雄作品によく登場する小池さん。
モジャモジャパーマと、常にラーメンを食べている姿で有名です。
モデルになったのは、鈴木伸一さんという人で、現在もアニメ作家、監督などで活躍されています。
この人が小池さん宅に下宿していたので、「小池」と書かれた表札の家でラーメンを食べている姿が描かれたのですが、それを見て読者が小池さんと勘違いしてしまい、藤子先生もそのまま小池さんにしてしまいました。
一部作品では主役やレギュラーにもなっています。
また、オバケのQ太郎の主人公・正太の兄、伸一の名前もこの人から拝借しています(正太の名前は石ノ森章太郎から)。
ちなみに当初はトキワ荘の近くあったラーメン屋(松葉という中華料理店。現在も営業中)で注文していましたが、インスタントラーメンの手軽さと面白さに目覚めてしまい、それからはインスタントラーメン中心になったという話です。
鈴木伸一氏によると「自分より藤子不二雄のふたりの方がラーメン好きだった」とのこと。



オバケのQ太郎には大人になってからの作品がある。

人気漫画オバケのQ太郎には、大人になったQ太郎たちを描いた「劇画オバQ」という作品が存在します。
同人作品というわけでもなく、作者自身によって描かれています。
大人になったQ太郎が、同じく大人になった正太たちと再会します。
子供のときのまま接するQ太郎に対し、正太たちはそれぞれ家庭を持った大人に成長していて、昔のような付き合いのできないQ太郎は寂しさを覚えます。
それでも、宴席にて再び子供の頃の心を一度は取り戻そうとする正太たち。
しかし、正太に子供ができたことから、「正太はもう子供じゃないんだ……」とQ太郎はひとり寂しく去っていきます。
なお、オバQに関しては、当時のトキワ荘メンバーなど多数の漫画家によって描かれているため、一時、著作権の問題からコミックスが発売されていない時期がありました。

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