超人キンタマンは円谷プロに褒められている。

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80年代にコロコロコミックで、超人キンタマンという漫画が掲載されていました。

作者は立石佳太氏です。

当時、流行していたラブコメ漫画が肌に合わないので、ギャグ漫画を描いていたら、コロコロ編集部にスカウトされたというエピソードがあります。

主人公のキンタマンはウルトラマンがモデルとなっています。

地上30センチほどしか飛べず、手を交差して出す光線はハエの羽を焦がす程度でした。

仲間にはお面ライダーマン、祈祷戦士オガンダムというキャラクターがいました。

それぞれのモデルは言うまでもないでしょう。

子供ウケするタイプの少し下品な漫画でしたが、作者は円谷プロの幹部から「あらゆるパロディの中で君のが一番面白い。どんどんやりなさい」と褒められたというエピソードが伝わっています。

パロディキャラは他にもいて、北斗の拳のケンシロウをモデルにした「南斗下骨茶」なんてキャラもいました。

一見、シリアスな外見なのですが、指をボキボキと鳴らして相手を怖がらせようとしたら、「うわー、指が折れたー!」なんていうキャラクターでした。

西城秀樹氏を意識した「ヤングマン」なんてキャラクターもいました。

一時期、「ザ・超人マン」という名前でも連載されていました。

このようにパロディキャラクターが多数出現していた漫画なのですが、祈祷戦士オガンダムというキャラだけは版権元からクレームが来たようで、消されることになりました。

ガンダムの版権を持っていたのは日本サンライズですが、そちらが提携していたのは講談社です。

コロコロのライバル誌だったコミックボンボンが講談社から発行されていたことから、抗議が入ったわけですね。

当時はガンプラブームでもありましたからね……

そのため、オガンダムは作中、急にバラバラになり、皆で組み立てたけれど部品が余り、最終的に洗濯機でかき混ぜたら、バカラスというキャラクターに生まれ代わるという話が描かれました。

後にこの漫画の復刻版が発売されましたが、そこではオガンダムが最初からいなかったようにされています。

ただ、お面ライダーマンについて、仮面ライダーも講談社側と提携していたはずなのに、なぜかそちらについては抗議がなかったらしく、不思議な話だと言われています。

ちなみにつボイノリオ氏の名曲「金太の大冒険」の発表が1975年なので、作者は聴いている可能性がありますが、そこから影響を受けているかどうかは不明です。

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