内田裕也の口癖だった「シェキナベイベー」とはどういう意味か?

芸能系
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ロック界の偉人内田裕也氏。

2019年に惜しくも亡くなられましたが、晩年まで何かと話題に事欠かない方でした。

この人の口癖として有名だったのが「ロケンロール(ロックンロール)!」と「シェキナベイベー!」です。

しかし、ロケンロールの方はともかく、シェキナベイベーというのはどういう意味なのでしょうか?

シェキナベイベーだけでなく「シェケナベイベー」だったり、「シェキナベイビー」と表記される場合もあるようです。

改めて調べてみました(文中:敬称略)。

元ネタはビートルズの曲?

ビートルズのデビュー・アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」に収録されている「ツイスト・アンド・シャウト」という曲があります。

ビートルズのオリジナル曲ではなく、元はフィル・メドレーとバート・バーンズという人物によって作られ、トップ・ノーツというグループが発表した曲です。

この曲がアイズレー・ブラザーズによりカバーされ、英米でヒットしました。

ビートルズはこのアイズレー・ブラザーズ版をさらにカバーしました。

アルバムでは若き日のジョン・レノンが熱唱しています。

そのときジョンは風邪気味だったそうですが、逆に声が絶妙にかすれ、いい塩梅となっています。

ちなみに、後にシングルカットもされ大ヒットします。

ビートルズのカバーによって、一躍世界的に有名となった曲とも言えます。

前置きが少し長くなりましたが、本題に戻りますと、この曲の冒頭に「Shake it up, baby!」という1フレーズがあります。

直訳すると「お嬢さん、腰を振って踊ろうぜ」というところでしょうか。

ジョン・レノンの熱唱とその後のビートルズ人気も相まって、この曲とこのフレーズがロックンロールを代表する存在のようになりました。

このフレーズを広めたのはグッチ裕三?

内田裕也自身は尾藤イサオと共にこの「ツイスト・アンド・シャウト」をカバーしています。

後にこの曲を歌う内田裕也を「ビジー・フォー」のグッチ裕三がものまねのネタにしました。

そのとき印象的なフレーズである「シェキナベイベー」を強調したため、内田裕也といえば「シェキナベイベー」というのが口癖と広まったと言われています。

サービス精神が旺盛なのか面白いと思ったのか、内田裕也本人もその後意識して使うようになり、以後、口癖のようになりました。

シェキナベイベーという曲がある?

2014年に指原莉乃が主演する映画の主題歌として、内田裕也feat.指原莉乃名義で「シェキナベイベー」という曲が発売されました。

指原莉乃とのデュエットになっていて、作詞は秋元康が務めています。

個人的推察

この「ツイスト・アンド・シャウト」という曲の和訳を見ると……

「腰を振ろう」
「ツイスト(腰をひねる)してシャウト(叫ぶ)しようぜ」
「カモン、カモン、カモン」
「もっとそばに来て」
「君の踊りは最高だ」
「うまくいくさ」
といったフレーズがあるわけですが、なんとなくエロチックな想像をしてしまうのは私だけでしょうか?

原曲の英語歌詞にもそのような暗喩があるのでしょうか?

そこまではわかりませんが、内田裕也自身がそのあたりも理解して使っていたなら、なんだか意味深にも思えてしまいますね。

↓ツイスト・アンド・シャウトが収録されているアルバム。貴重なアナログ版

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