酔拳の主人公にはモデルがいる。酔拳という拳法も実在する。

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酒を飲めば飲むほど強くなるという「酔拳」といえば、ジャッキー・チェンの映画であまりにも有名ですが、ジャッキー演じる主人公にはモデルがいます。
清末期に実在した武術家、黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)がその人で、ひとりで盗賊数十人を片付けたなどという逸話があります。
無影脚と呼ばれる、あまりの速さに影も追いつかないという蹴り技を得意としていました。
ジャッキーが演じているのは、若き日の彼という設定です。

黄飛鴻自体は人気の武術家で、他にも彼をモデルにした映画が多数あります。
近年では葉問(イップ・マン)という武術家も人気のようです。
若き日のブルース・リーが一時期、彼に師事しています。
詠春拳という拳法の使い手です。

なお、酔拳という拳法は、映画の世界だけではなく、実在します。
伝説的な始祖として、水滸伝の登場人物、魯智深(情に厚いが酒飲みの破戒坊主で、怪力で大暴れする人物)の名前が挙げられることもあります。
ただし、飲めば飲むほど強くなるというのは映画などの脚色で、実際は酔ったような動きで相手に立ち向かうという拳法です。

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