惜しくも63歳の若さで亡くなられた西城秀樹さん。
この偉大なスターが残した偉業について、色々調べてみました。
マイクスタンドアクション
派手にマイクスタンドを振り回すスタイルは、西城秀樹さんが始めたのが日本初だとか。
そのために特注の軽量アルミ製のスタンドを作ったとも言われています。
そもそも、歌手が振り付けをするようになったのも、日本では西城秀樹さんと山本リンダさんがはじめと言われています。
JPOPの原点
西城秀樹さん以前は、日本の歌謡曲は演歌やムード歌謡が中心でした。
西城秀樹さんが洋楽からロック的な要素など多くのものを取り入れ、これが現在のJPOPにつながっていると言われています。
また洋楽のカバー曲を歌い始めたのも西城秀樹さんが最初といわれています。
「ザ・ベストテン」唯一の満点
往年の名番組ザ・ベストテン。
この番組は独自の集計方法で点数をつけて、毎週のランキングを決めていましたが、満点である9999点を叩き出したのは、西城秀樹さんのヤングマンだけです。
しかも二週連続の記録です。
スタジアムコンサート
スタジアムでのコンサートは、海外ではビートルズが始まりですが、日本においてソロ歌手として初めて行ったのは西城秀樹さんです。
日本人ソロ歌手として初めて武道館でコンサートを行ったのも西城秀樹さんが最初と言われています。
ペンライトによる応援
アイドルのコンサートに欠かせない存在となっているペンライトによる応援ですが、これも西城秀樹さんが最初です。
スタジアムコンサートを行う際、暗くなると足下が危なくなるので、懐中電灯を持って来て、と呼びかけた結果によるものとか。
子供をカレー好きにした?
「ヒデキ、感激!」のフレーズでおなじみのハウスバーモントカレー。
それまで、カレーはどちらかいうと辛口で、大人が楽しむ洋食でしたが、このCMの誕生から、女性や子供にまで広まったとか。
ブロマイドの売上記録
男性アイドルとして、ブロマイドの月間売上枚数1位の記録を持っています。
合計46ヶ月において、1位を獲得したとか。
YMCAの振り付け
ヤングマンという曲は元々アメリカのグループ、ヴィレッジ・ピープルが発表した曲のカバーです。
訳詞をマネージャーが行い、有名な身体を使った人文字は西城秀樹さんが考案しました。
今では、これがアメリカに逆輸入され、現地で元歌が歌われるとき、観客がこの振り付けを踊るとのこと。
ちなみにYMCAは元々、キリスト教青年会による若者のための宿泊施設を指し、男性同士が相部屋で宿泊することから、ゲイの温床と呼ばれていました。
元歌もオリジナル歌手も、ゲイを暗喩させる売り方でしたが、西城秀樹さんはこれを独自の解釈で若者の応援歌とします。
西城秀樹さんの歌におけるYMCAとは、YOUNG MAN CAN DO ANYTHINGの頭文字とされています。
つまり歌詞の中にある「若いうちはやりたいこと、なんでもできるのさ」を表しています。
ギャランドゥー
腹毛から陰毛までがつながっていることをギャランドゥーというのは、松任谷由実が発言し、とんねるずがネタにしたから広まったものです。
西城秀樹さんが毛深かったことから来ています。
作詞したもんたよしのり氏によると、ギャランドゥーとは「GAL and do」つまり、「ギャル と する」を直訳した造語だということです。
それ以外にも数多くの逸話があるようです。
日本は偉大な先駆者を若くして失ってしまいました。