日本プロ野球界においてノムさんが起源と思われる戦法

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はじめに

名選手、名監督、名解説者であるノムさんこと野村克也氏。
野球が大好きで、勝つためには様々な研究・工夫をした人物です。
日本プロ野球界においてノムさんが起源と考えられる戦術がいくつかあるので紹介します。

ささやき戦術

言わずと知れたノムさんの得意戦法。
打者が気にするようなひとことをつぶやき、相手をかく乱します。
「王と長嶋と大杉と張本には通用しなかったよ」とノムさんはよくネタにしています。
阪急の山下健捕手に「構えを変えたのか?」と一声かけられたときに気になって、打撃に集中できなかったことをきっかけに、自分も他の選手にやってみようと思ったのが始まりだとか。

カットボール

南海の右腕、皆川睦雄投手は良いシュートを投げていましたが、左打者に対する効果的な球がありませんでした。
そこで、少しでもいいから曲がるスライダーが投げられないかとマスターさせたら、投球の幅が広がりました。
王選手さえ抑えられるようになり、皆川投手は年間30勝をあげます。
当時「小さなスライダー」と呼んでいたこのボールこそ、後にいうカットボールの元祖であるとのことです。
ちなみに皆川投手は現在、プロ野球界において、最後の年間30勝投手です。

クイックモーション

福本豊選手の盗塁に手を焼いていたノムさんは、捕手の努力だけでは阻止できないと考え、投手のモーションを速く小さくさせました。
これがクイックモーションの始まりです。
理論そのものはその前からあったらしいですが、始めたのはノムさんだとか。

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遠山→葛西→遠山

相手打者が左、右、左などとジグザグに続く場合、左投手の遠山選手にひとり投げさせたあと一塁の守備につかせ、次の右バッターを葛西投手が抑えさせます。
そして、次の左打者が打席につくと、再び一塁の守備についていた遠山投手に投げさせていました。
当時、阪神の投手がコマ不足だったことと、遠山投手が一時期打者転向をしていたことが作り上げた戦法です。

ギャンブルスタート

ランナー三塁のとき、ボールがバットに当たった瞬間、ランナーが走りだす戦法です。
フライを打ち上げたら、ダブルプレーになってしまいますが、ゴロを転がせば、内野ゴロでも1点になります。
ヤクルトの監督時代、日本シリーズの大事な場面で三塁ランナーがスタートしていなかったことから、1点を取り損ねて敗れ、その結果生まれた戦術だそうです。

投手分業制

昔のプロ野球では、エースが翌日にリリーフするということが当たり前にありました。
しかし、投手の肩や肘を消耗品と考えるノムさんはこのやり方に疑問を感じていたとか。
そこに江夏豊氏がトレードで南海にやってきました。
剛球投手で先発にこだわっていた江夏氏でしたが、当時は血行障害で50球程度を投げると握力がなくなる状態でした。
そこでノムさんは「革命を起こさないか?」と江夏氏を説得。
見事リリーフエースとして復活させたのでした。
これはメジャーで分業制が始まっていたことに影響を受けたとされています。

ノムさんは南海に一時所属していたドン・ブレイザーの影響を受けていると語っています。
ここに挙げたいくつかの戦法もメジャーが由来のものや、元は誰かが考案したものをアレンジしたものもあります。
しかし、いずれにせよ、世間一般に広めたのはノムさんですね。

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